菅引川(狩野川水系)

中伊豆エリアでも渓相抜群の河川

有名河川が多い中伊豆エリアの中でも、渓相抜群の河川と言えるのがこの菅引川です。中伊豆エリアは基本的に里川が多い印象です。猫腰川や本谷川の様に、上流部の渓相が良くなる河川もありますが、基本は里川です。この菅引川も、護岸部分のある里川ではあるのですが、里から少し山中へ入ると、山岳渓流を思わせる渓相へ変化します。

水質についてですが、水質はクリアーではありますが、『もしも、飲水出来るかと言うと、『絶対に飲んだりはしない』そんな感じで、河津川水系の支流に比べると少し気になります。ワサビ田以外に、特段上流部に汚染の原因となりそうな養マス場や排水を出している工場等気になるものがないので、もしかすると腐葉土の栄養の高い成分の混じった水なのかもしれません。

魚影の少なさと、サイズの小ささに思う。

2018年5月末日に菅引川への2年ぶり2回目の釣行に出かけました。その際に感じた事なのですが、前回の時も魚影は決して多い川ではないと言う印象を受けていましたが、一昨年は8月のドピーカンにも関わらず15cm程度のアマゴを2尾あげました。魚が走る影もみれました。今回は、曇り時々雨と言うグッドコンディションにも関わらず、魚影もなく遊びに来るのは稚魚ばかりでした。この川が稚魚放流であれば、おそらく色々な問題から年を越せなくなっているのではないかと考えます。成魚放流であれば、稚魚も生まれ成魚が流れに出ていなかっただけで、潜んでいただけであると考えられます。稚魚も成魚も放流があるのならば、成魚は解禁から3ヶ月でほぼ抜かれたのだと思います。何れにせよ現段階で放流場所や状況がはっきりしないのでなんとも言えませんが、その放流状況次第では、おすすめ度が変わります。ちなみに今回は、里から山中に入ってすぐの堰堤上から入渓して、大堰堤を2カ所巻いた先にある大堰堤前の橋で退渓しましたが、入渓点より下流は護岸地帯になっておりそちらの方は、釣行では入っておりません。ちなみにもっと上流部に関しては、小淵が連続していていい感じでしたが、一昨年釣り上がったところ、魚影の確認は出来ませんでした。結局、今回の釣行では、マイクロアマゴが10回ほどドライフライに出たので、マイクロアマゴは居る事に間違いはありませんが、それより上の10cm超えのアマゴは確認出来ませんでしたので、その辺が気がかりとして残りました。

○狩野川漁協管轄
・ライセンス購入は修善寺駅近くの三田釣具店さんや、セブンイレブン上白岩店さんで購入できます。
・今回はiphoneのmapで"菅引川"と入れたら、入渓点近くまでスムーズにナビされました。

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