ABOUT FLY FISHING

フライフィッシングの世界

起源からざっくり言いますと、18世紀頃始まった英国の貴族の嗜み。私有の土地の中に流れる川でゲストを招いてフライフィッシングをしながら商談をしていた。その後、栃木県日光の中禅寺湖へ持ち込まれたのが日本のフライフィッシングの始まりと言われています。有名河川としてはアメリカの第39代大統領のジミー・カーター氏が来日の際にフライフィッシングを楽しんだ山梨県の桂川の忍野地区は今でもフライマン達に人気の有名河川です。

フライフィッシングの大きな特徴と魅力として、美しい"LOOP "を描くキャスティングがあります。これはフライフィッシングのシステムに秘密があります。フライフィッシングは錘を使用しない代わりに重量のある"フライライン"を使用します。この重量のあるラインを前後へバランスよくキャストし最後に前へ"シュート"します。このシュートまでの一連の動作を習得するのもフライフィッシングの楽しみの一つです。

そして大きな特徴としてもう一つは何と言っても毛針を使用すると言う事です。いわゆる"フライ"と呼ばれているそのものです。いろんな昆虫を模倣したフライをラインシステムの一番先端に結んでポイントにプレゼンします。この"フライ"はほとんどのアングラーが自作する。その自作の過程を"フライタイイング"と言ってこれもフライフィッシングの大きな楽しさの一つです。

その他もちろんランディングネットやロッド等も自作するアングラーもいます。程よく人と自然と道具と魚が一帯になる時に現れる美しく優しい"ベンディングカーブ"がある。そんなベンディングカーブを目指して今日も渓へ新たな魚との出会いに心を踊らせて向かうのが私の"フライフィッシング"スタイルです。

アプローチから始まる

恋愛と同じくいかに相手の懐に入れるか、渓魚の住む川は海と違いとても水量が乏しく水深も浅い所です。鳥や人間といった天敵にとても敏感です。捕食する時は彼らはもっとも警戒します、捕食しに流れに出たり、水面に上がって来た所を天敵に狙われやすいからです。ですので天敵である私達が彼らにいかに気がつかれずに近寄れるか、このアプローチでこの釣りの釣果は天と地ほどの差がでます。キャストが上手ならある程度距離をとれるのでキャストにあまり自信の無いよりかは有利になります。キャストに自信がなければ、とにかく"気配を消す"事が上手になれば釣りが成立します。いわゆる、魚の隣に行っても気がつかれない程"自然と一体化"するという事です。

アプローチと同じく釣果に大きく影響するのが、"プレゼンテーション"です。いかに、思う様にフライとフライラインをコントロール出来るかどうかで大きく釣果に影響をします。この色々な確度からのプレゼンテーションを考案し上手に操る事が出来た時、もっともっとフライフィッシングにはまってしまうのでしょう。

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