ロッド・ランディングネットビルディング

道具を作る愉しみ。
その道具を使う愉しみ。

渓流釣りは北海道と本種の一部の河川を除き、秋から春にかけては産卵期の為に全国的に禁漁になります。その禁漁期間がオフシーズンと呼ばれ、その期間に、管理釣り場に行く人もいれば、その時に自分の使うランディングネットやロッドを自作したりして楽しむ人もいます。そうして、オフを過ごし春の訪れを待ち、早春の渓に道具を持って釣りを愉しむのです。ランディングネットはロッドに比べて、比較的簡単にオリジナルが出来ますのでオフ期間に作るのをオススメします。

バンブーロッド(竹竿)は主に中国産のトンキン湾周辺に自生する竹を使用して作られています。このロッドもオリジナルで作るフライフィッシャーも少なくありません。ランディングネットより精密さが要求される為に、制作にはそれなりに費用と根気と時間が要求されます。毛針を作って、ランディングネットを作って、ロッドを作って、森に出かける愉しみ。

トラウトが釣れるまでの楽しみ。

自らで、巻いた毛針を持って川へ出かける。そして、魚を掛けて楽しむ。ある人はさらにオリジナルのネットを作ってまた川へ出かけて、魚を掛けてランディングして楽しむ。それ以上に楽しみを得る為にオリジナルの竿を作って川へ出かけて、魚を掛けて喜ぶ。『釣魚大全』の著者アイザック・ウォルトン氏はこう言います。"釣り竿とは一方に針をつけ、もう一方に馬鹿者をつけた棒である"ととても面白い表現です。ウォルトン氏は英国の随筆家ですから、英国発祥のこのフライフィッシングの様を表現したのでしょう。自分が馬鹿者になるその棒(竿)まで本人がつくり、自らが馬鹿者になって、森の中へ胸を踊らせて入ってゆく。フライフィッシングは、毛針、竿、網の道具を作る過程もとても面白く大きな楽しみの一つである事を知っておいて下さい。

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