この佐ケ野川は、国道135号の河津町の浜の交差点を入って来てファミリーマート河津笹原店さんで釣り券を購入し、そのまま河津川沿を登ると佐ケ野川遊歩道の駐車場があります。そこからスタートです。そして、看板にある様に、対象魚はアマゴとイワナになります。伊豆半島にイワナは生息していなかったですが、わさび田の害虫駆除やその他人為的に持ち込まれ自然繁殖している渓が存在します。この佐ケ野川もその一つの様です。昔に川沿いにイワナを生簀で飼っていてイワナ料理を提供しているお店がありそこから広がったのではないかとの地元の情報もあります。生態系的に問題はありますが、釣りとしては面白い川と言えます。

佐ヶ野川(河津川支流)
- ホーム
- 佐ヶ野川(河津川支流)
釣りどころに困らない上佐ケ野地区


遊歩道駐車場から遊歩道が終わる次の橋までの間は大淵続きなので、淵の攻略が好きなアングラーは好ポイント。しかし実際のところフライフィッシングではかなり厳しい淵の深さと思われます。でもチャレンジしてみる価値は十分にあります。そして、10分ほど歩いて遊歩道の終わりから連続する大淵が終わり写真の様な渓相になり魚影も確認できる様になります。ここから次の堰堤までの区間は好ポイントが続きます。佐ケ野川はこの先まだまだ上流部は長いですので、この先の堰堤上から入るのもいいでしょう。川沿いの道を車で上ってゆくと前項の写真の看板を過ぎて間も無く右側にいかにも入渓できそうな所が見えて来るのでそこへ車を停めて入渓してもその先はとても魚影が濃く楽しめる渓です。
有名河川の支流にして豊富な魚影。

有名な河津川支流のこの佐ケ野川の驚くべき所は、”有名河川の支流なのに夏でも魚影が濃い”という所です。通常有名河川は春先がメインでその時期にほぼ抜かれてしまい、夏場には魚影の確認が難しい程乏しくなり、夏の暑さも収まり河川も静かになった秋口に残っていた魚が運良く顔を出してくれるという感じですが、ここは夏でも魚影が濃いのが特徴です。その理由の一つとして、"水が綺麗"。東伊豆河川は全体的に水質が良いです。なので普通に上流部のアマゴも自然繁殖が出来るのだと思われます。もう一つは、"高い木に覆われた河川である事"。この佐ケ野川はほぼ日陰ですから、魚のプレッシャーが低く比較的人の目につき易いと思われます

佐ケ野川はフライマンにとってたっぷりフライを満喫出来る貴重な河川であると釣行で感じました。是非、最上流まで行って見てください。まだまだこの川の先は長いです。先行者がいても入るポイントは沢山あります。それも嬉しい事です。この川は車を停めた所からしばらくは水が少し濁っていますが上流部の水が綺麗になったあたりからはほとんどの淵に魚がついてますので慎重に攻略してください。
尚、この川沿いの道へは、135号の浜の交差点を入って真直ぐ来たらシェル石油のスタンド手前を右折。もしくは先の信号を右折すれば川沿いに出れます。良い釣行を!