堰口川(白田川支流)

地元でも釣り人の間でも魚が居ないと言われる川。

その所以は、この堰口川(せんぐちがわ)の上流部に有名な白田硫黄鉱山跡があり今も硫黄が川に流れていると言うところや、行政の水生生物の生息確認工程を数回行っても魚が確認出来なかったところから来ていると思われます。しかし、実際はアマゴは生息してます。入渓ポイントは川の左側の道路を登って行き発電所を過ぎて浄水場があるので、その向こう側100m位のフェンス沿いに入渓。このポイントよりも下流の橋が白田川の放流ポイントなので自然繁殖しているアマゴがターゲットとなります。(尚、白田川水系のライセンスはまきば釣具店での販売です。TEL:0557-23-0221)

こちらが堰口川で釣れたアマゴで、実際の釣行では浄水場から数えて5個目の堰堤までの間はアマゴを確認出来ました。その先は居ないのではなく確認して居ないだけですので是非チャレンジしてみて下さい。私もまたこの後機会を作り確認しに行きます。この川も川久保川同様上流部は渓相がよく、川久保川よりも広くて気持ちよくキャストが可能です。魚影も濃く、川久保川と違いオイカワやアブラハヤも入渓地点では生息しています。イワナの確認は出来ませんでした。水質もとても綺麗な川です。これといった退渓地点が見当たらないので、私は適当に左側の斜面を登って道路に出ます。大体15分位で道路に出れると思います。

百聞は一見に如かず。

この堰口川は、”魚がいる川”だと言うことは、もちろん知っている人は知っていたと思われますが、ごく僅かの人しか知らなかった上に、川久保川とは違い白田鉱山の川筋なので硫黄濃度が高いというソースが加わり余計に”魚が居ない”と錯覚させてしまったのだと思われます。魚が居ないと思っての釣行だと、ワクワクもしますが、アプローチが基本的に雑になります。そうすると余計に魚が居ない様に見えさらにモチベーションが下がり、アプローチが雑になると言うスパイラルに陥ります。ただ、この川には綺麗なアマゴがしっかりと生息しているのでアプローチには十分気をつけて下さい。

【私ならハイプレッシャーの河川を避けこの堰口川に入ります。】と言う位い普通にアマゴのフライフィッシングを楽しめる大小豊かなポイントが点在してます。#5番のタックルでも普通にロングでのキャストも出来る程ストレスもありません。(※入渓ポイントから一つ目の堰堤までの区間は若干ストレスはあります。)是非、魚が居ないと言われる渓での美しい隠れアマゴを釣って写真に納めて下さいね。

○周年禁漁区あり
川久保川の下流域、堰口川の合流下流の落合橋から上流
堰口川は堰口橋まで、川久保川は最初の堰堤までは周年禁漁区。

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