フライフィシング特有の悩みだと思うのですが、ポイントからポイントに移る際に、ラインをリールに格納しますよね。その後、ポイントに到着して、ラインを出して始めようとすると、リーダーがロッドティップ付近にあるガイドにクルクルっと引っかかって、いざと言う時に、引っ張っても出て来ないで、「う〜もうっ!」ってなる時ありませんか?ちょっと前までは、あまり気にならなかったのですが、今メインで使ってる8ft半のロッドは、結構な確率でそうなります。リーダー全長12ftとか、そのくらいのショートリーダーだと、ならないのですが、普段の16ftから19ft位で使ってるとなります。その辺の悩みをどうしたら解決出来るか、考えてたらリールに問題があるという所に今更ですが辿りつきました。同じ悩みのある方の参考になればと思います。
(画像は分かりやすい様にリーダーではなく、フライラインで表現してます。)

リーダーがロッドに絡む理由は何か
昔はなんで気にならなかったのに、最近気になる様になったのかを考えると、今と昔で二つ変わった事があります。その辺が原因であると考えました。一つ目は、ロッドを変えたという事、昔はメインでHardyの7ft半だったのが、今はHardyの8ft半とSAGEの9ftのロッドを使っています。二つ目は、リール故障の為リールを変えました。その辺りからヤケにティップにリーダーが絡むのが気になる様になりました。その他のリーダーやらのシステムは基本変更してないので、ロッドとリールの変更が、影響してるのは間違いないと考えられます。

ロッドとリールが変わって、何故トラブルが気になる様になるのか
7ft半の時と8ft半では、1ft違います。ロッドに関して、真っ先に考えたのは、歩いてる時のティップ部分の振れ幅が広くて、それがトラブルになる可能性を高めたのではないか。リールに関して考えたのが、ライン格納後にティップ部分からリールまでの間のラインテンションを保てず、ラインとロッドが一直線になってしまい、トラブルの可能性を高めたのではないか。この2つが思いつきました。その他、スネークガイドのせいかとも考えましたが、これは以前のロッドも同じなので可能性は低いと思いました。

リールが原因⁉︎
ロッドの長さが長く変わった事により、確かに以前より振れ幅は大きくなると思いますが、そうすると、それより長いロッドは全て対象になってしまいます。そこで、先ずはリール部分を解決してみようと、リールを変更してみた所、見事にトラブルの確率が格段に減りました!トラブルの理由は、どうやら、フライをフックに掛けて、テンションをかけた後、今使ってるリールは、以前のリールより、ロッドティップからリールへのラインテンションが保てないようで、歩いてる途中で、テンションが少しずつ緩み、そこに来て1ft長くなった分の振れ幅が大きいのも相まってトラブルが多くなっていた様です。以前のリールが故障中で比べられないのですが、今回試した他のリールだと、移動後もちゃんとテンションが保たれてました。

ショートリーダーの時は気にならないのは何故?
おそらく、リーダーのテーパー形状の影響だと考えられます。10ft〜12ftと短いので、リーダーのバットに近い太い部分がちょうど折り返し部分に来るので、クセが付きづらく絡まないのだと思います。
試しに、ロッドを短いものにしたら、意外な事に気がつきました。
ロッドが7ft半の短いロッドだと、トラブルになった時に、スゥーッと手を伸ばして、ティップのライントラブルを簡単に解決出来る事に気がつきました。8ft半と9ftロッドだと、簡単に手を伸ばしただけでは、手が届かないので、その分面倒に感じやすいんだと言う事に気がつきました。

解決方法
結局は、他のリールに変えるか、今使ってるリールをそのまま使うなら、フライラインを少し先端から出して、フライを真ん中あたりのガイドにかけて、弛んだ残りのリーダーをリールに巻いて格納する、ロングリーダーの名手、渋谷 直人さんのラインの格納を模倣するしかないのかなぁと思います。
僕は、今のリールをそのまま使いたいので、渋谷 直人さんの格納方法を模倣して、次回釣行に行って参ります!
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