これからフライフィッシングを始めようと思ってたり、すでに始めていて間もない方に、FLYMEN独自のフライフィッシング観を含めた、アドバイスと言うか実践経験を元にした、最初にやるべき事や、意識した方が良い事を何回かに分けてゆるく書いて行こうと思います。パート1は、フライフィッシングと言う釣りをするにあたって、入門・初心者の方達が初めにどんな道具を揃えたら良いのか、今揃えてある道具はあっているのかを確認する為にも、フライフィッシングの道具のアドバイスを中心に書いて行きたいと思います。
ちなみに僕がフライフィッシングを始めた頃から、ある程度釣れる様になるまでの内面の変化的なお話は、別の記事で5回に分けて書いてありますのでメンタル的な部分は、そちらを参考にして頂ければと思います。
https://flymen.jp/2017/06/28/フライフィッシングを始めた頃の話–その1/

ここでは、フライフィッシングを始めて間もない、又はこれから始めようと思っている方の悩みだったり、必要だったりする”技術的な部分”の話を中心に書いてゆこうと思います。ぜひ参考にして頂けたら幸いです。
フライフィッシングにたどり着いた経緯だけ最初にざっくりと!
本格的に釣りを始めたのは、6歳の時におじいちゃんにマイ竿を買ってもらってから。
それまでも、近くの田んぼに小鮒やタナゴやモツゴを釣りに行っていたのを覚えてますが、マイ竿を買ってもらってから、俄然やる気が出たのを覚えてます。
それから、延べ竿で用水路や川に鯉や鮒にクチボソ等の沢山の魚を釣りに行きまして、その後は、ルアーと出会い、ルアーにハマり王道のブラックバス、ソルトでは湾内のシーバス、シーラを釣り、同時期に川では、ミャク釣りにハマり、その後トラウトルアーと出会いました。
トラウトと、堤防のライトショアジギングは同時期に並行して行っていました。
もっともその頃は、ライトショアジギングと言う言葉は無かったと思いますし、アジング、メバリング、ハタ等のソルト専用ルアーも無かったですので、バスのルアーやワームをメインに使い、カサゴ、メバル、ゴマサバ、カマスを釣ってました。
ルアーだけではなく、五目やウキフカセも好きです。
それらの中で、後に僕的に本当に好きだと思ったのがウキフカセも含めたウキ釣りでした。(これは後のフライフィッシングのマーカー釣りに繋がります。)

その頃は、ルアーで管理釣り場に行く事が多く、しょっちゅう、栃木の発光路の森や、福島の白河フォレストスプリングス、大芦川フィールドビレッジに通ってました。
そして、行く度に同じフィールドで爆釣しているフライマンが気になっていました。
この辺りからフライフィッシングにだんだん興味を持ち始めました。
もとより、テンカラやフライフィッシングと言う釣りがある事を管理釣り場に通う様になり始めて知ったんです。
管理釣り場では、自分のルアーがトラウトに早々に見切られ釣果が落ちる中、フライマンたちはいつもバカスカとコンスタントに釣り上げてましたので、どんどん興味が強くなりました。
そして、川へミャク釣りに出かけた時にフライマンを見かけ、現場でのそのフライフィッシングの優雅な姿を見て、『僕もフライフィッシングしたい』と本気で思う様になりました。
もともと、アウトドア好きで、英国好きの僕は、そのスタイルを見て格好良く、とても衝撃的でした。
それが、このフライの世界に入ったきっかけです。

一番初めにつまずいたのはフライフィッシングに必要な道具を揃える事でした
ここまで経験した釣りは、近くの上州屋さんや釣り具屋さんに行くと、だいたい店員さんや釣具屋さんのおじさんが丁寧に教えてくれて道具を揃えるのは比較的容易でした。
しかし、フライフィッシングの道具となると、なかなか置いてなかったし、店員さんも詳しい方はいませんでしたので、道具を揃えるのには本を買って自分で考えて揃えたのでサイズやらがめちゃくちゃでそれは大変でした。
今思うとサイズが適正では無いのに、フライフィッシングのキャストの練習とかしてたので、なかなか上達しなかったわけです。
当時はネット環境も今みたいにスマートではなかったので本屋さんで本を書って調べました。しかしフライフィッシングの本が、これまた無くてあちこち探し回りました。
ですので、ここで最初に揃えると良い道具をピックアップしておこうと思いますのでどうぞ参考にして下さい。
各タックルについての細かい考察はこの後に記事で書いてゆこうと思います。
【渓流と管釣りを想定しています。本流や湖ではまたタックルは変わってきますので注意を!】
○ロッドは#4 アクション:ミドル/ファースト
渓流でも管釣りでも使えるサイズなので、まず初めの1本はこのサイズがおすすめです。
値段、クラスはあまり気にせず、好きなメーカーがあればそのメーカーで、なければとりあえずは比較的安価なもので十分です。
ロッドとリールの表記は数字が大きいと大きいタックルになりますが、リーダー・ティペットはその逆になりますので注意。
・おすすめロッドシマノブルックストーン
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○リールも#4
フライフィッシングにおけるリールの主な用途は格納ですので、こちらも自分の好きなリールでOKです。
安価なものでも十分です。
・おすすめリール/オラクル SHシングルハンド ブラック III リール
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○ランディングネット
こちらも高価な物から安価なものまでありますが、最初は安価なもので十分です。
ネットを背中にホールドしておく為の、マグネットリリーサーとチェーンも購入しておくと良いです。
・river peak(リバーピーク) ランディングネットM カーブ RP-NT300
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・スミス(SMITH LTD) マグネットリリーサー マグネティック ネットリリース S
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・KOZEEY多機能 フライフィッシング ネット コード クイックリリース ホルダー
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○バッキングライン
下巻き用のラインです。
リールとはユニノットで結ぶと良いでしょう。
これを巻いておけば、フライラインに癖がつきにくくなります。
リールサイズに合わせて適当に下巻きをすればOKです。
・ティムコ(TIEMCO) ライン SA バッキングライン 100YD 20LB オレンジ
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○フライライン4番/DT4F(ダブルテーパー4番のフローティングライン)
フライラインはテーパー形状になっていて、それが片側だったり、両側だったりで違うし、浮くラインなのか、沈ませるラインかによって様々です。
それを記号で表してます。
最初は浮くタイプで、両側がテーパー形状になったラインから入ると良いです。
カラーは好みのカラーで!
フライフィッシングは基本的にこのフライラインがウェイトになり、ラインを飛ばします。
バッキングラインとはオルブライトノットで結ぶとよいでしょう。
・ティムコ(TIEMCO) ライン SA プロフェッショナル ヤマメ DT4F ORNGE80162
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○ナイロンリーダー5X又は6X(6Xの方が細くなります。)
僕はほぼ6X中心ですがどちらでも良いです。
キャストの時のラインの力をスムーズに伝えるのなら5Xの方が良いと思いますが、僕の感覚的にはキャスト時に全く気にならないので細い方をチョイスしてます。
フライラインとはネイルノットで結ぶと良いでしょう。
フライラインにループがある場合は、ループ トゥ ループで結ぶと良いです。
ループが不要ならカットしてネイルノットと言うのもあります。
どちらでもOKです。
・ティムコ(TIEMCO) TIEMCO リーダースタンダード 12FT 6X
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○ティペット6X~7X(ナイロン・フロロどちらも)
ティペットはリーダーの先端に足します。
足さなくても良いのですが、先端をもっと細くしたい時や、先端を沈めたい時等があるので、常にナイロンとフロロのティペットを持ち歩き使い分けて使用しています。
このティペットの先端にフライ(毛針)を結びます。
リーダーとはエイトノットで結ぶと良いでしょう。
・モーリス(MORRIS) ライン バリバス スーパーティペット マスタースペック ナイロン 6X
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・モーリス(MORRIS) ライン バリバス スーパーティペット マスタースペック フロロカーボン 6X 透明
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○フライ(毛針)
毛針は大きく分けて浮かせるタイプと沈めるタイプがあります。
サイズは色々あって、#14~#18のサイズのドライフライ(浮く毛針)とニンフフライ(沈ませるフライ)を用意すればほぼほぼ対応出来ます。
(管理釣り場はバーブレスフックですので注意を)
フライはクリンチノットで結びます。
・ドライフライ/フライショップの完成フライセット SDセレクション・スタンダードドライフライ・ヤマメ・イワナ14番
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・ニンフフライ/フライショップの完成フライセット SDセレクション・ニンフ・ヤマメ・イワナSP16番
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○その他の必要な小道具
・ラインクリッパー(繊細なラインを切れる小さめのクリッパー)
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・フライラインドレッシング(現地でラインをこまめにメンテナンスするのに必要です)
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・フォーセップ(針を外してあげるのに時々使います)
https://amzn.to/2OjKGQR
・シマザキドライシェイクスプレー(ドライフライの浮力が切れた時に復活させます。)
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・ストライクディテクター(ウキの代わりにつけるマーカーです。)
https://amzn.to/2CeKviF
・フライドライヤー(毛針の水分を素早く吸収します。)
https://amzn.to/2RLB53h
・ラインドレッサー(ラインドレッシングを使う際にジェルを染み込ませる道具です。)
https://amzn.to/2OnFEmu
○渓流に出る際にプラス必要な道具
・ウェーダー
胸の高さくらいまで、水の侵入を防ぎます。
ウェーダーは初めから丈夫で良いものが使いやすくて長持ちしてオススメです。僕は5年同じウェーダーを使っていますがまだまだ現役です。
・ウェーディングシューズ
渓流を安全に釣り歩く為の専用シューズです。
フェルトソールとゴムソールがありますが、フェルトの方が経験上滑りませんのでオススメです。
https://amzn.to/2IUnhj9
・必要ならばフライフィッシングベスト
僕はザックとウェーダーのポケットと、ラニヤードに小道具を分けてますのでベストは使っていません。
https://amzn.to/2RKUl0T
・ラニヤード
小道具を首から下げるのに便利(ただ、慣れないと邪魔になることも多々ある。)
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とりあえず、これだけ揃えればフライフィッシングが楽しめます。
ロッドやリールは色々な好みが出てくるので初めのうちは安価なもので十分慣らして自分の癖を見つけて下さい。
小渓流中心なら、ロッドは#3の7ft位で、フライラインも3番にすれば使いやすいですよ!
慣れて来たら、次は自分の好きな自分に合ったロッドやリールを買うと金銭的なローズが出なくてよいですよ!
ちなみにおすすめリールと、フライラインのセットは、後にも十分使えるチョイスをしてあります。
ロッドとランディングネットは直ぐに次のが欲しくなりますので、最初は安価がおすすめです。
渓流に出るとなると服装に少しお金がかかりますが、安いものではないので、すごく丈夫で長持ちするものを買っておいた方が良いです。
特にウェーダーは腰までのではなく、胸まであってポケットがついてるのがベストです!
後でグンと使いやすくなりますよ!
あとは、フライフィッシングはキャストの特性上針をブンブン振り回しますので目や頭に刺さる場合がありますから、偏光サングラスにキャップは必ず着用しましょう!
今回の1回目はざっくりと必要な道具を紹介しました。ぜひ参考にして下さいね!
次回は、管理釣り場での初めてのフライフィッシング、キャストについて書きたいと思います。
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