
先日に、静岡県の伊豆半島にお住いの地元のフライフィッシャーのオガジーさんにガイドをしてもらって、河津川水系の釣行に行った訳なんですが、その際の釣行の記事は別でアップしましたので、今回はその際にお借りした7ftの2番手のロッドを使ってとても感激したという事を書いて行こうと思います。
○オガジーさんとの釣行記事
https://flymen.jp/2018/10/15/河津川水系の奥原川で待望のネイティブアマゴをge/
ショートロッドのショートリーダーによるライトタックルの釣り

もともと、3番手9ftや4番手7ft半〜、最近では5番手8ftも渓流で使うのですが、2番手や1番手のロッドは使用していませんでした。
実は1本知り合いからお譲りして頂いた、大昔のメーカー不明の2番手のロッドがありますが、リールやラインを2番手で揃えるのが億劫だったので、使用してませんでした。
もともと、ドライフライよりニンフを多様する事が多かったので、長めのロッドを好んでチョイスしていたという事もあって、ショートロッドの選択肢はすっかりありませんでした。
しかし、この静岡県は伊豆半島の各渓流は、秋の釣りになるとどうしても、良型は食い渋りや、抜かれてしまうという事もあり、12〜20cmサイズの小さなネイティブアマゴがメインになるので、タックルが強いと、フッキングの後のラインテンションをうまくコントロール出来ず、やり取りの最中にバラしてしまう事がとても多くなります。
それが、ここ最近すごく気になっていました。
僕の釣行の動画の中でも魚を掛けた後「あっ、また抜けちゃう」と時折言ってたりします。
本流や本流の出合いからのしばらくの間の太めの流れが続く支流では、いつものタックルでちょうど良いですが、細い流れの支流は、ちょっとライントラブルも増えますし、ラインを細かく出し入れするのも億劫です。
ところが、先日の釣行でオガジーさんの持っていた2番手7ftのロッドを振らせてもらったのですが、これが思ったよりラインコントロールも上手く出来て、リーダーも10ft無いくらいのショートリーダーにしてあって、とても扱いやすかったんです。
キャストの飛距離も十分出るので、小渓流や大岩の転がる山岳渓流を釣り歩くのには、ブッシュ等へ引っ掛けるライントラブルもなく、ショートリーダーでラインがロッドティップに絡まる事もなくストレスなくフライラインの出し入れが出来て、快適に釣り歩く事が出来ました。
普段は、小渓流でも15ft~17ft辺りで使っていますので、それと比べると流れのあるポイントではドラッグがかかるのが大分早くなるので、フライのピックアップを意識的に早くする必要があります。
ただそれは大したハンデではなく、単純に流す距離が短くなる分、そのポイントで数を叩けば良いだけの話しです。
もちろん、ショートロッドにショートリーダーの釣りの方がコンパクトなので数を叩くのも楽です。
アプローチの場所も小渓流では意識的に近くもしませんでしたから、単純に軽快な釣りが出来るようになった感じです。
唯一、手前の淵に立って一段高い奥の淵の淵尻を狙う時にロッドが短くなった分、ラインと水の接地面が増えて釣りづらかったです。
時期により、淵尻をどうしても慎重に攻めたい場合は、リーダーをもう少し長くして対応する感じなのかなぁと思います。
もとより、初めから7ftロッドなので12ft位で組んでおけばちょうど良いのかもしれませんね。
その辺は、番手の問題というより、ロッドの長さやリーダーの長さの問題ですね。
小渓流で程よいベンディングカーブを描く釣り味
釣り味に関しては、細かく言うとバンブーとかグラスの低番手のロッドの話とかありますが、今回は普段僕の使っているタックルがベースで、オガジーさんからお借りした7ft2番手のフライロッドを使ってみた感じの率直な釣り味の違いについての感想です。
ドライフライをポイントに投げて、魚が出た後にロッドを上げますが、その際に気持ちよく魚が乗る感覚でした。
いつもは、魚が出て合わせても、直ぐにラインのテンションが緩み、時には魚がそのままバレてしまうのですが、終始柔らかくしなり、テンションを緩めません。
ですから、安心して魚とのやり取りが出来ます。
2番ロッドなので、多少魚のサイズが小さくても、魚とのやり取りがとても楽しく心地良かったです。
ここの所、伊豆半島の色々な渓流に入っていて、だんだんと小渓流区間とか、ブッシュの多い区間とか、流れの太い区間とか、河川の特徴が分かりだしたので、そろそろ渓流では安心の3番4番のタックル中心ではなくて、低番手のロッドも用意して、細かくロッドを使い分けるのもありだなぁと思いました。
伊豆半島のアマゴのアベレージサイズも小さいですからね!
今回は、2番の釣り味に本当に感激しました。
早速、購入を考えてます。。。
そして、1番という選択肢も・・・・・ありかな。
ではまた。
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