伊豆の渓流釣り解禁日である、本日3月1日は予想以上に厳しい釣行になりました。
毎年渓流釣り解禁後の初釣行では、見えないプレッシャーを感じます。
僕だけかもしれませんが、、、、、
ざっくり言うと、釣れるだろうかと言う不安に対して、
「いや、釣ってやる!」
「いや、釣れないと画的にも見せ場がないからやばい!」
というような変なプレッシャー!?です。
もちろん、シーズン中にも似た事を意識しますが、初釣行時よりも遥かに気楽です。
そんな、プレッシャーを自分で勝手に感じながら、本日無事に初釣行にて伊豆のアマゴとイワナに出会う事が出来ました。
終わってみるとちょっと出来過ぎに感じてます。
しかし、現場では、色々と悪条件が重なり、ほとんどの時間はとても厳しい釣行でした。
という事で今回は、どの辺が厳しかったのかと言う事と、その中でアマゴとイワナに出会うまでの一部始終をゆるく書いて行こうと思います。
初入渓は伊豆のどこの渓流に立ったのか!
2019年の初入渓は、東伊豆の白田川に入りました。初めからこの河川を狙っていたわけではなく、昨シーズンと同じく河津川水系を回って、適当に先行者の居ないところで入渓しようかと考えていました。
それで、先ずは河津川水系をぐるりと車で流して見て回りましたが、目ぼしいところ付近にはそれらしい車があったりで、リスクがありそうな感じがしたのと、河津桜祭りの期間で周辺が混み合うのを思い出して、河津を離れ、白田川に回りました。
すると、上流は入ってましたが、下流は入ってなさそうだったので、この白田川に入渓する事にしたんです。
昨シーズンの初入渓は、河津川水系佐ケ野川に張り切って入渓して、全く反応も無くて、「ズコーッ!!!」ってなりましたから、河津川水系でのリスクには他の河川よりも敏感になってました。
昨シーズンの佐ケ野川初釣行時はなぜ張り切っていたのかと言うと、一昨年前に佐ケ野川で良い思いをしていたから、単純に自信があったのです。
結局それは、過信だったんですけど・・・・
そんなこんなで、この東伊豆白田川から2019年、僕の伊豆の渓流シーズンスタートを切る事になりました。

フライフィッシングスタート!
使用したタックルは、一昨年は結構使いましたが、昨年はおそらく使っていなかったであろうSAGE MOD #3 9ft RODです。
システムは、ビーズヘッドを巻いたニンフシステムです。この日はニンフ一本で行くつもりだったのと、白田川でも比較的開けた区間だったのでこのSEGE RODをチョイスした訳です。
天候は、前日からの雨続き。
釣り始めて、いきなり”一つ目の大誤算”です。
前日から雨が続いたのに、この区間の水量が異常に少なかった事です。入渓してすぐに、「これは、やばい!」と感じました。
水がとても少ないので、その事により、狙えるポイントもかなり絞られてしまいました。
それは、今更仕方ないと思い、とりあえずビーズヘッドを付けたまま流しますが、ほとんどはすぐに底についてしまい釣りになりません。
そして、そんなこんなをしていると、前方にカモの群れが!!!
10羽程のマガモだと思いますが、群れが一斉に飛び立ち、先に行きました。
これが”二つ目の誤算”です。
あろう事か、カモ先行という非常に難しい状況に、釣り始めから追い込まれました。
正直心の中では、「いきなり、終わったぁ・・・・」感が半端なかったです。
「カモなんて、この川のこの区間で今まで出会った事がないのに、なぜ今日ここに!?」
このカモに会う前に一度魚の反応があって「うん、今日は魚と出会えそうだ!」と思った直後のカモの群れだったんで、一気にテンションが下がりました。
そして、その後はニンフをつけて少ないポイントを流しますが、全く反応も魚影も無し、、、、、
少し進むと、またカモの群れが飛び立ち先に・・・の繰り返しでしたから、完全に集中が切れてしまい、あろうことか、ドライフライを巻いて、ニンフでは攻めれない小さなポイントを叩く戦略に変えました。
ただ、今時期の事を考えるとドライは厳しい。。。
案の定、全く反応なしの釣りが続き、フライフィッシングキャストの練習の時間ばかりが過ぎて行き、この時点では意識の95%は仕方なくキャストしながら退渓のことばかり考えて動いている感じになっていました。
好機到来!
当初の退渓予定ポイントに近づいて、初釣行もこのまま終了を迎えようとしていた直前、2羽のカモが上流ではなく、下流へ飛んで行ってくれました。
もう少し待てば、残りのカモも下流へ飛び立つカモ知れないと思いながら進んでいると、なんと、淵で上を向いているアマゴの魚影を見つけました。
『好機到来!』
この時点では、ドライフライからビーズヘッドニンフに巻き替えていたので、再度ドライフライに替えてチャレンジしました。
比較的、流れの緩い場所についていたので、ビーズヘッドの着水音を嫌った為です。
先ずは、ドライフライでチャレンジして、その後フローティングニンフでチャレンジして、最後にビーズヘッドでチャレンジするつもりでいました。
そして、慎重にドライフライを魚の少し上流へキャストすると、魚が直前まで来ましたが、口を使わなかったので、「これは次のフローティングニンフで決まる!」と意気込んでフライを替えチャレンジしようと思ったら、悲しくもその魚はどこかに消えていました。。。。
悲壮感というか、なんだかそんな空気が漂いました・・・・が!
ここで、カモの群れが突然下流に向かって飛び立ちました。
『大好機到来!!』
退渓ポイント直前ですが、魚影も見れたし、先行するカモの群れも居なくなったので、俄然テンションが戻りました。
そして、フローティングニンフを巻いたまま、そのすぐ先の淵へ投げたら、マーカーが「ズズズズズzーギュッーーー!!!」って水中へ勢いよく引っ張られました。
そして、合わせたら、RODに心地よい感覚が、
「のったぁーー!」
・・・と、やりとりを楽しみ、無事今シーズン初アマゴと出会えたのです。
今日は、本当に魚と出会えると思わなかったので、本当に嬉しかったです。

気を良くして、もう1回を狙い退渓ポイントを過ぎて釣りをしていると、本当に流れのないプールのような淵でマーカーが「ズズズズズzーギュッーーー!!」っと引っ張られて、やりとりを続けキャッチすると、なんと、予定にないイワナではありませんか!
これは、これはなんとおめでたい、揃ってお出迎えをして頂けました。

結局、1バラシもあり、終わって見れば、自分なりに満足の行く初釣行になっていました。
今日の転機というかポイントは、カモが居なくなった時にフローティングニンフを巻いていた事だったと思います。
これが、ビーズヘッドやドライフライだったら今日は釣果は無かったと思います。
フライフィッシングって手前の魚と奥の魚の好みが違ったり、着き場も違ったり、風や、激しく変化する流れ、地形、天候等の自然環境も含め状況が目まぐるしく変わる釣りなんで、都度正解を導き出すのは大変で仕掛けのリメイクもかなり行いますが、そこがなんとも楽しい釣りです。
しかも、フライライン、リーダー、フライのシンプルなシステムの釣りだけに、余計に考えさせられます。
今シーズンも、色々考えさせられながら、学びながらフライフィッシング釣道を進んで行きたいと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
この様子は、後ほど動画にしてyoutubeにアップしますので、そちらのチャンネル登録も良かったらどうぞよろしくお願いいたします!
昨年までは、グダグダやっていましたが、今年は編集にもう少し力入れたいと思っていますので、登録の方よろしくお願いします。
・フライメンTV (flymen.jp )youtubeチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCahVSXVy_Hbs9IV2whnAyZA?view_as=subscriber
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●この後、伊豆の渓流へ釣行へ出かける皆様へ一言
フローティングニンフを絶対にBOXに入れて行って下さいね!
~~フライフィッシング系BOOK~~
◯身近で楽しい! オイカワ/カワムツのフライフィッシング ハンドブック: 初めての釣り、身近なレジャーにも最適!オイカワ/カワムツのフライフィッシング。最初の一匹との出会いからこだわりの楽しみ方まで。
◯くわしい写真でよく分かる!初歩からのフライフィッシング―タックルえらびからキャスティングの覚え方まで
◯海フライの本3 海のフライフィッシング教書: 海フライはもっと釣れる THE ADVANCED GUIDANCE OF SALTWATER FLY FISHING
3/2に川久保入りました。やっぱりカモの群れいました。私もここでカモ見るのは初めてで驚きました。笑 ネイティブアマゴ、素敵な色で羨ましいです!
ナツミさん
カモまだいましたか!
あそこで、カモに先行されると、カモを避けて迂回出来ず、カモのアタマ跳ねる事が出来ない地形なんで、かなり凹みますよね。
僕は、要害よりかなり下から入って、最後の大きな魚止めの滝のちょい手前まで先行されて、絶望感でいっぱいでした。
そして、昨日は中伊豆で惨敗しまして、今まだ、半べそ状態です。
明日3月6日は、雨予報なんですが、場合によっては、どこかに入って、魚の感触を感じたいと思ってます。
どこかで、らしい奴を見かけたら、声かけて下さいね!
もしかすると、もう会った事があるかもしれないですね。
明日、どこ行こっかなぁ。。。
白田
そんな長い距離をカモに先行されるとは落ち込みますね…笑
昨年秋に大鍋でフライマンさんのジープをお見かけしましたよ♪僕はルアーマンですが、いつかフィールドでお会いできれば良いなあ〜と思っています!
今日は小鍋〜大鍋エリアで半日頑張りましたが、小さいアマゴのチェイスが数回のみ、食いも浅くてフッキングせずボウズ食らいました。同じく半ベソ状態です。笑
ブログの更新楽しみにしてますので頑張ってください!
おおーそうでしたか!
昨年秋には、大鍋の上流に力入れてましたから。
河津川水系は昨年解禁直後あまり活性が良くなく、いそれが心に残ってて、まだ行ってないですが、やはり解禁直後は、厳しそうですね。
今、また魚に飢えて手が震えてます。
コメントありがとうございました!