遡行の果てに待つ至福の時間

硫黄の川で有名な伊豆の堰口川に行ったら色々ヤバかった。(フライフィッシング)

硫黄の成分がべったりついた堰堤

つい先日の天気の良い日に時間が空いたので

「どこか釣りに行きたいなぁ」

と思い考えていたら、ふと頭に思い浮かんだ川がありました。

それが、東伊豆にある白田川水系の堰口川(せんぐちかわ)です。この川は釣り人視点で言うと、『魚が住めない川』と言うレッテルが貼られています。

堰口川の上流部の様子
堰口川の上流部の様子

理由は、白田硫黄鉱山と呼ばれる鉱山を流れる川で、硫黄が湧き出ているからです。なので、魚が住めいのだそうです。

しかし、2017年にこの堰口川に試しに釣行に出かけた時にあろうことか魚をキャッチしたのです。

2017年にキャッチしたアマゴ
2017年にキャッチしたアマゴ


結構歩いて釣りあがりましたが、魚影があったんです。

その際の釣行で、「もっと上流部に行ってみたい」と言うニュアンスの言葉を残して、昨年2018年は結局行かずじまいでした。

その事を思い出して、今回ふと上流部の様子を伺いに行ったわけです。

実際に行ってみて、「これは魚は住めないと言われる意味が理解できる」と思いました。

下流域の方は魚は居ますが、今回行った上流域はとても魚が住める様な場所では無いんだなぁと見ても思ったし、強烈な硫黄の臭いでも思いました。

しかしながらそうは分かっていてもなんとも素晴らしい渓相なので、体が勝手にフライをキャストしてました。

その位に渓相は抜群でした。

結局釣りにはならなかったんですけど、感想をゆる~く書いて行きたいと思います。

堰口川の流れる場所

釣りに行ってこの川のこの区間に入らない様によく覚えておいてほしいと思います。

なにせ渓相が良いですから入ってしまい無駄な時間を過ごしかねません。

東伊豆を流れる白田川となる川で、隣の川久保川と出会って白田川となります。

隣の川久保川の方は硫黄は出てなくてアマゴ・イワナと生息する河川ですが、一方の堰口川は、上流部に白田硫黄鉱山跡なるものがあり、あちこちから硫黄が出ていて魚が生息できない川と言われています。

当然、その堰口川と川久保川が出会って白田川本流になるので白田川にも硫黄が流れ込むわけです。

石に付着した硫黄成分がよくわかる画像
石に付着した硫黄成分がよくわかる画像

白田川本流はどうなのか

僕の個人的な意見となるのですが、白田川も随分色が青く(硫黄の影響)変色しています。近年時々入りますが、魚の魚影や反応はとても薄いです。放流直後の放流地点(落合橋より下流だと思う、※ちなみにそこから上流部は一部通年の禁漁区間あり)や、白田の渓流マス釣り大会が行われる河口付近では、直後には釣果があるのでしょうが、基本通年反応薄で厳しいです。

今回はじめて堰口川の上流部の様子を見たら、もしかすると本流部にもかなり硫黄の影響が出てるのでは無いかと感じました。

本流も違和感のある青さ
本流も違和感のある青さ

もちろん2017年に堰口川でも少なからず魚は確認しているので、下流部は壊滅状態とまでは行かないのでしょうが、それでも川の色を見ても違和感のあるブルーが混ざり硫黄の影響を思わせます。

長く白田川に通っていますが、8年くらい前は本流でも各砂防ダム下での魚の反応がありましたが、近年はほぼ無くなったので好んではこの本流の区間には入りません。(低い砂防ダムなのですが数があり巻くのが割と面倒だと言うのもあります。。)

今回堰口川の上流部に様子を見に行ったら、結局最終的に山を下り海沿いの国道135号線に出てしまったので、また白田川まで戻り、夕方3時位から1時間本流でロッドを振りましたが、相変わらず何も反応が無かったですね。

もし、硫黄の量が増えてたりとかするならば、上流部からこの本流まで4・5kmしかない白田川の筋では、かなり下流部に影響は出るのだと思います。

堰口川上流部の水の色をご覧下さい

これは、上流部にある東電の取水門ですが、そこに溜まっているこの水。

この色は流石にヤバイ
この色は流石にヤバイ

観光で来たなら「わぁーすごい綺麗」となるのでしょうが、今回の私の心の中の第一声は「ヤバッ!!」です。

流石に、違和感しかありません。

特に隣の川久保川を知っているからなおさらです。

ただ僕自身も硫黄がたっぷり流れ出す川というのは釣行の経験がなく、「ヤバイ」とは思っていますが、『だから魚が居ない』にはこの時は直結しませんでした。

それもそうだけど、この取水門より上の川の水量が、その門の下の干上がった水量とは雲底の差があり驚いたのと、なんと言ってもその抜群すぎる川の流れと渓相に目を奪われました。

やっぱり釣りを始めちゃった・・・

いつでも入れる様にRODを片手に川沿いを歩いていると、素晴らしい景色の広がる大堰堤があったので、考える前に入渓してました・・・

その流れも伊豆半島の河川にしては水量も十分にあり魚が住めるのであれば確実に流れに入っていると確信できる様な流れでした。

画像で見るよりも現物は素晴らしい
画像で見るよりも現物は素晴らしい

また、水も青いので、雪代が残る高地の流れを思わせるとても気持ちの良いロケーションだった為に余計に竿を振りたくなりました。

フライフィッシングのキャストを思う存分周りを気にせずに出来るところはこの伊豆半島でも少ないですから。

本当にフライフィッシング向きのフィールードなのに魚が居ないとは・・・なんとも歯がゆい・・・

硫黄の成分がべったりついた堰堤下まさにそこは温泉の臭いだった。
硫黄の成分がべったりついた堰堤下まさにそこは温泉の臭いだった。

そして、堰堤上もしばらく釣りあがりましたが、水量と流れは申し分なしのロケーションが続きますが、残念ながら魚の確認は出来ませんでした。

ちなみに川虫は石裏にいます。

上に行けば行くほど硫黄がひどくなり、結局

「これでは流石に魚は住めない」

と安いお金で良い勉強をしました。

感想

正直知識と経験不足で当初は「硫黄の川だって魚いるんじゃないの?」と思っていましたし、実際にこの川で魚をキャッチしましたからその信頼度は結構高く

「下手したらイワナなんか居るんじゃないのか」

位いに思っていました。

しかし、今回実際に上流部を見て、

「こんなに硫黄が出る川ってあるんだぁ」

と思いました。

なので、硫黄でも極端に濃度が高い川には魚が本当に住めないんだなぁと勉強になりましたし、見知らぬ河川に入った時でも色を見て硫黄っぽい河川を判断できる様な知識を得られたのではないかと少し得した気分になりました。

渓流釣りは学ぶことがいっぱいある!

◯2017年の堰口川での釣行の動画はこちら

◯今回の行った上流部の様子の動画はこちらをクリック

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  1. 稲梓川支流須郷川

コメント

    • Shirotonbi
    • 2019年 5月 01日

    こんばんは。はじめまして。堰口川に入られたんですね。僕も今季2回ほど入りましたが全く反応がありませんでした。昨年は夏から秋の間もっと水量があって、岩はあんなに赤茶に染まってなかったんです。その時は動画で入られてた区間のもう少し上で25cmオーバーを数匹釣りました。
    冬にあの林道を通過したら様子が様変わりしていました。それ以降今の状況です。硫黄鉱山跡地の溜まっていた硫黄成分が何かの原因で一気に流れ出てしまったとしか考えられません。。

      • FLYMEN
      • 2019年 5月 07日

      あの区間で魚を上げられたんですね!
      「あそこに魚が居たら、とても気持ちよくフライフィッシングが楽しめるだろうなぁ」
      とこの時なんども思いました。
      それくらい堰口川の上流部は最高のロケーションでした。

      しかし、あの様になっていました。もう少し上流部は底石が赤茶けてて異様でした。
      とても残念です。

      魚が生き残っていて、いつか復活してもらいたいです。

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