この佐ヶ野川は、2018年の解禁直後に入って坊主だった釣行以来です。この川は過去に何度か入って、魚影もあり、ロケーションも良く、とても気に入っている河川の一つです。ただ、昨年の解禁直後の坊主が心に残り、無意識的に足が遠のいていた様です。今回は、近くに用事があったので行ったついでに思い出したかの様に昼からこの佐ケ野川へ入った訳ですが、どうせなら、一度も入った事のない上流部に入ってみようと思い上流部へ入りました。
浜病院より上へ入渓
この佐ヶ野川は河津川の出合い付近から深さのある大淵が連続し、いかにも主が潜んでいそうな雰囲気がプンプン漂っています。そんな好ポイントですが、この区間はルアー向きかと思います。僕はこの大淵をフライフィッシングで攻略出来ませんので、この区間は基本いつもスルーします。
そして、この大淵が連続する区間より少し上の区間に入ることが多いです。 そこは比較的フライフィッシング向きの区間かと思います。ロッドもストレスなく振れるし、天候が”ピー缶”でも木々が頭上を覆っているので日が入らず、魚へのプレッシャーが低くて済みます。ですので、この区間に入ることが多いです。
しかし、今回はもっと上の『河津浜病院』よりも上から入渓しました。

素晴らしいロケーション!
河津川水系の支流はどの渓もロケーションと水質が良く渓流釣りをされる方にはとても人気のある支流ばかりなのですが、今回のこの佐ヶ野川の上流部はその中でも一際素晴らしいロケーションでした。
なんと言ったら良いのか難しいのですが、とにかく素晴らしかったです。開放的なロケーションではないんですが、僕の理想に近い、『美しい森の中の渓流』と言った感じなんです。
全国にはもちろん沢山あるのですが、この伊豆半島の渓流の中では頭一つ抜けてる感じがします。

魚影は濃いがサイズはドンマイです。
ロッドは7ft#1のロッドにフローティングニンフのシステムでお昼からはじめたんですが、いきなり最初のポイントでキャッチ!
幸先良いですし、世紀の大連休明けのハイプレッシャー必死の状況下では出来過ぎです。
サイズは15cm程度のアマゴです。あまりに幸先が良かったので、その後は数釣りのイメージで先に進んだのですが、ポイントポイントでマーカーに超鋭い極小なあたりはあれど合わせられず、マーカーを見にきては見切られるの繰り返しで、ここ最近の釣行で一番スレてる感じがしましたし、10cm未満の極小アマゴが多くアタックしてきた為フライチェンジのタイミングに踏ん切りがつかず、ふわふわしちゃって、ヤキモキしました。
それでも、途中から#14CDCダンにしてキャッチしたり、#18アダムスに変えてキャッチしたりしましたが、いずれも10cm前後のドンマイサイズばかり。
なので、ニンフに戻してサイズアップを図りますが、マーカーに出るあたりが、早くて小さすぎて合わせられない。
そんな中上げた魚も最大で20cm程度。

でも、「このロケーションでこれだけ魚と遊べれば十分!」
と言う位にロケーションも魚のコンディションもよかったです。
サイズだけはドンマイでしたが、とにかく魚影は濃い。
この佐ヶ野川はまだまだ上流もありますので、とても遊びがいのある川だと言うことを改めて感じました。
今回の釣行で伊豆半島のネイティブっぽい朱点の少ない、または無いアマゴも出ましたので、もっと上流も入って見たいと思いました。
この川は、本当に魚影の濃いフライフィッシングを今よりもっと楽しくさせてくれる川ですので、河津川水系を攻める機会があったら是非候補に入れて見てはどうでしょう。
きっと、渓流釣りを楽しませてくれると思います。
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佐ヶ野川は水質、雰囲気ともに素晴らしくて、私も好んで入渓してます。
ドンマイサイズに関してですが、まさしく今回入渓された地点に2年ほど前から稚魚放流が行われています。
さらに上流のワサビ田付近のプールにも放流されているはずです。
それでもここぞでは、ドライをガップリ喰ってくれる大物に遭遇しますよ。
遡上止めの滝上は未だ調査したことがありませんが、ロマンあふれる渓相です。
そうなんですね!
チビちゃんの放流区間だったんですね。
貴重な情報ありがとうございます!
あの上流部にめちゃくちゃチビアマゴがいたんで、稚魚放流の可能性高いなぁと思いました。
でも、ちゃんと綺麗なアマゴに育ってるんですね!
次にこの川に行く機会があったら、もっと上の調査に行って参ります!