というわけで、1日目の釣行は、悪天候の為ほぼ身動きとれず、、、その中で顔が小さく綺麗な流線形の伊豆とは少し違うネイティブなアマゴと出逢えたとところまででした。

いよいよ、2日目ですが、例によってベースを張った川の増水が治らないので、ここから50km離れた川へ思い切って移動します。
すると、意外にも増水はしてるが釣りにはなる流れでした。
ここは完全なイワナの渓ですから、昨日のアマゴに続いてイワナは出のか⁉︎

フライフィッシングにも向いている素晴らしい渓流!
白樺やブナに囲まれた、長く素晴らしい渓相の川です。
こんな悪天候なのに、濁りが入っていないなんて奇跡でした。
周りはブッシュが少なくフライフィッシングのキャストも全く周りを気にせずできる渓です。
これならイワナに会える!と感じました。
低水温というのが伊豆の渓とは大きく違う
今時期の日中でも、20度行かないような山奥を流れる渓流の水は、数秒水に手を入れておくと痛くなるくらい冷たい水です。
伊豆の渓は安定して水温が高いのでずっと水に手を入れておけます。
体感では、5度以上差がある感じですから、魚の活性も伊豆の高活性とは違い、早い時間はそれなりに活性が低いです。
さらに、この大荒れの天候で増水。

壺の奥からイワナを引きずり出す感じで叩く
なので、イワナは全く流れには出ていません。
オガジがドライフライで僕がニンフを巻いて始めたのですが、入渓点のいい感じの流れの淵でオガジのドライにあたりなしで、そのあと僕がニンフで岩の本当にシビアな穴みたいな場所にアウトリガースタイルで奥の方にニンフを流し込むと、、、
『ブルッ!』っと反応が⁉︎
でも、フッキングできず。。。
さらに、その淵の別のそれらしい場所に同じくニンフを奥の方に流し込むと、、
『ブルッ‼︎』っとまた反応が⁉︎
でも、こちらもフッキングできず。。

そうこうしている間に、オガジのドライフライにイワナがフッキング!
『活性低いから、めちゃくちゃシビアに何度も同じところを叩かなきゃ出ないよ、こりゃ』

という事で、僕もドライに変えて、ドライで狙えそうな、流れの脇のたるみ、穴、えぐれを、【近づき過ぎても良いので】慎重に水面にずーっとフライをおける状態にして、繰り返し叩きます。
この辺は、高水温の伊豆のイワナだと、流れにも出ているし、穴にもいるし、近づくと散ってしまうけれど、低水温のこの渓のイワナだと、流れにはいない、穴でずっと隠れてる、ある程度近づける。
と、かなり対象的な攻め方になるなぁと感じました。
伊豆のイワナは豪快に飛び出す感じだけど、ここのイワナは、引きずり出さなきゃならない感じですね。
とは言っても、今回は天候もある程度特別だったんでなんとも言えないですが。
さぁ、出たぞイワナ!
ここまでのように、この日の攻め方はわかったので、後はとにかく慎重に叩いて行きます。
そして、小さな流れの脇にフライを落とすと、、
『スゥッー』とフライが消えて合わせると
『ドンッ!』と腕に重さが乗ります。
『出たぁー!』
やっと、出逢えた山梨のイワナ!
ちょっと、白がかっていて綺麗だぁ。

今回の釣行では釣りができないかと思ったし、現地に着いても悪天候だったんで、もう逢えないかと思ってたから、嬉しかったですねぇ。
本当に、嬉しい。
22とか23cmのイワナでした。
そのあともコンスタントにオガジと一緒にイワナを奥から引きずり出します。

そして、もっと上の支流に入ったりもして、沢山イワナと逢って大満足でした。

釣行後、元のベースエリアに戻り野営して、次の日にもしも水が減ってたら最初に予定してた川を釣り上がる予定でしたが、次の日に目が覚めて川を確認したら、やはり雨でもれなく増水中だったので、ちょこっとできない事もないですが、この日はアマゴの感じもしたので、今回はイワナがメインでしたので、そのまま山をおりました。

そして、道中温泉に浸かって伊豆に昼過ぎに戻り山梨遠征を終えました。
次は、初日に釣りをしたベースからもっと最上流を目指して、ヤマトイワナに逢いに行くぞぉ!!

今回の釣行の様子の動画は下記のリンクから!
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