遡行の果てに待つ至福の時間

祝、山梨フライフィッシング遠征1/2(初日釣行)

今回は、全国的豪雨の悪天候の中ではありましたが、山梨のイワナに逢いに、3泊の予定で遠征に出かけました。

工程としては、午後に伊豆半島を出て、陽が落ちる前に現地に到着し、次の日とその次の日丸一日釣りして、最終日に釣りができればして帰って来るという工程です。

出発の日、ちょうど長野県と岐阜県に大雨洪水警報、警戒レベル5が発令されました。

しかしながら、今回は飛騨川や木曽川水系ではなく、富士川水系への釣行でしたので、同行者のオガジ(この水系への釣行経験が豊富)と話して、現地はなんとか釣りになりそうだと言うことで強行しました。

ちなみに、僕は野営が初めてなので、悪天候という不安もありましたが、釣りたい気持ちが先行し、とにかく現地について川をみたいと思う気持ちに心を踊らせながらアクセルをふんで山梨遠征の始まりです。

フライフィッシング 山梨遠征
現地での車内の様子

現地の様子はいかに⁉︎果たしてフライフィッシングはできるのか?

さあ、道中は特に何にもなく、ただただ足早に現地に直行しただけなので割愛して、陽が沈む前に現地に到着!

もちろん、車を放り投げて、川を確認しにいきます。

確認すると、やはり増水とささ濁り、、、でも、なんとかフライフィッシングできるかぁ。。。

まだ、なんとか勝負できる!という感じでしたので、確認のため、河岸からニンフを軽く流して見ましたが、無反応。。でした。その川はアマゴとイワナの混成域でしたので、何か反応があるかと思いましたが、、全くの無反応…暗雲が立ち込めます。

到着時の川の流れ
到着時の川の流れ、まだなんとかなりそう

とにかく、明日の釣行1日目は天気が回復して、水が引いてる事を神様に祈りました。

ちなみに、ベースは川の辺りに構えました。

次の日起きてすぐに始められるように、そして増水時にその他の沢に逃げながら釣り歩く事を考慮して、ロッドも、#1.#3.#4とフライを巻いてセットしておきました。

はじめての野営⁉︎

さて、日もすっかり落ちて野営の準備です。

ただ、今回はちゃんと火起こし場と屋根がある所にベースを構えられたのでラッキーでした。

何より、オガジがボーイスカウト、野営歴の長い経験者なので安心して全てお任せのような感じでしたので、何不自由なくゆっくり過ごせました。

初めての野営
初めての野営

夜は、火を囲んで持参したスコッチウィスキーの水割りで天候の行方や初日の釣行の作戦を話しながら一杯。

ウィスキーの水は、そこを流れる川の水を汲んで、持参した浄水ボトルで作った水です。

浄水器
川の水を浄水

これがまた、ものすごくまろやかで、めちゃくちゃ美味かったのには驚きました。

浄水した水で作った水割り
川の水で割った水割り
ぶっ込み鍋
ぶっ込み鍋

そんなこんなで、ワンタッチテントを本当にワンタッチで張り、テントの中には背中が痛くならない様に、自分なりに調べて買ったコットとマットで寝床を作り、寝袋に入って横になりました。

いゃぁー、それが寝れないどころか、めちゃくちゃグッスリ熟睡ができたんですよ。

しかも、増水した川の音がうるさいかと思ったのに、、

それがなんでかわからないのですが、ここ近年で記憶がある中で1番深く寝た感じがしました。

もしかしたら、実は狭いところが好きなだけなのもw

テントの中
なぜか落ち着くテントの中

フライフィッシング山梨遠征の初日の釣行!

さて、朝4時に目が覚めたら、すでにオガジが朝食の準備をしていてくれました。

そして雨は収まってはいなくて、川も増水でカフェオレ色に、、、、

でも、せっかく来たんだからなんとか魚に逢いたい!

と、言う事でチャレンジしてみる事になりました。

早速、流すも全くの無反応。。

オガジも実績のある場所を叩いても無反応。。

もれなく大増水中
カフェオレ大増水中

そりゃ、めっぽう増水して大荒れなので覚悟はしてましたから、ダメージは少なかったのですが、それよりも、入渓場所に大きな淵があって、平常なら腰位までの深さなので遡行できるのですが、この日は、地形を知っているオガジが挑戦するも、やはり危険と見て断念。。

こちらの方がダメージが大きかったです。

淵を渡れるか調査
増水中の淵を渡れるか調査

ですので、オガジがもう少し上から入って見て遡行できそうならそのまま上がって行こうと言う事で、一旦出て少し上から再び川に降りました。

流石に遡行は困難の様子
荒々しい様子

増水して、流れも強くなっていて上流への遡行は困難でしたが、なんとも諦められず、再入渓地点を念入りにニンフで探っていたら、

  • 『ブリッ!』

という生命が水中で触った感じが伝わり、合わせると、

『ピチピチッ!』

と、魚が増水の川から姿を出しました。

山梨のアマゴ

『おおおー‼︎』っと思わず心の中でガッツポーズ。

そして、魚をみると、それは20センチかける位の大きさだけと、顔が小さく体高がある伊豆のアマゴとは少し形の異なるとても美しいネイティブのアマゴでした。

流石に状況も状況でベイトフィッシングならまだしも、フライフィッシングでのこの一本は色んな意味でとても感動しました。

そして、すぐに遡行困難で退渓し、体を温めながら、作戦会議をし、いかんせん雨が強く川もカフェオレの大増水なので、朝7時過ぎの段階で今日の釣りは早くも断念し、足りないものを下界に買い出しに行く事にしました。

諦められなかった

買い出しに車で1時間ほど下山し、戻ってくる間に、大雨から、天気がいくらか回復してきました。

もちろん、そんなに早く川の増水や濁りがとれる事はないのですが、でも雨が上がったら、やはり川に出て釣りがしたくなるのが釣り人の性分です。

ベースに戻り、川を見て、それから3時間ほど時間を空けて、イワナと逢いたい自分が抑えられなくて、オガジがテントで昼寝をしている間に、再度同じところでチャレンジ!

これで、入渓点だけで到着時に叩いて、朝に叩いたので、3回目のチャレンジです。

イワナとアマゴの混成域なので、着いてそうな場所は根気よくニンフで叩きます。

すると、マーカーがスゥッと止まり合わせると、、

『グイッ!』

と、生命反応が、、

根性のアマゴ追加!

山梨のアマゴ2

山梨のアマゴをキャッチ!

さらに、気を良くして、もういっちょアマゴ追加‼︎

アマゴを追加

アマゴを追加

イワナは、まぁちょっとこの状況じゃ無理かなぁと思ってましたが、綺麗な流線形のアマゴに釣りが出来ない中3匹も逢えたので、初日はこれにて満足でした!

さぁ、2日目の天気は?釣りが出来たのか、、、そしてイワナは?

続く

※釣行の様子下記リンクよりyoutubeへ

○1日目の釣行の様子のyoutube動画

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